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ハンガー・ゲーム (2012)

★★★★☆☆☆☆☆☆


―あらすじ―
強大な権力を一手に握る独裁者が君臨する国家パネム。
そこはエリート階層が暮らす最先端都市キャピトルと、
それに隷属する12の貧困地区で構成されていた。
独裁者は反乱の抑止を目的に、毎年全12地区から
それぞれ12~18歳の男女一人ずつを選出して、最後の
一人になるまで殺し合いをさせ、それを完全生中継する
見せしめイベント“ハンガー・ゲーム”を開催していた。
そのの抽選会で、第12地区からは12歳の少女プリムが
選ばれるが、姉のカットニスが身代わりを志願する…。


監督は『シービスケット』ゲイリー・ロス
脚本はゲイリー・ロス、スーザン・コリンズ、ビリー・レイ
主演は『それでも、愛してる』ジェニファー・ローレンス
共演はジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース
スーザン・コリンズの同名小説の映画化第1弾。
ティーンズ・サバイバル・アクション。143分。

hunger01.jpg

サバイバル・アクションじゃなくてSFだったのかよ!
っていうか、結局はラブ・ロマンスだったのかよ!!


きっと日本人なら誰しもがアメリカ版の
『バトル・ロワイヤル』
だと思うだろう。
が、“国家により未成年が殺し合いを強制される”
という設定だけで、その中身は全く違っているし、
それ故に甘々な世界観にヌルイ展開となっている。

全米でシリーズ累計2350万部を突破したベストセラーの
映画化で、映画も週末興行成績が歴代第3位だと言うが、
その期待を見事に裏切るクソ設定でクソ世界観ゆえに
クソ映画であった。
というか、わざと遣っているとしか思えない
お馬鹿映画であり、突っ込み所満載の映画だった。

普通の感覚で見ていたら度肝を抜かれる
突っ込み所は、「万能過ぎる軟膏」であろう。
火傷の痛みも何処へやら、果ては擦り傷は一日で
治るし、刀で刺された傷も一気に治ってしまうのだ。
「おいおいおいおい、マジか!お前マジか!!」と。

そんなぶっとび設定も、広い心で百歩譲って
突っ込み所として許せるけれど、そういう訳
にはいかない不満点が以下の11点である。

①“評価”が活きていない。
高得点のプレイヤーだからって別に優遇されない。
高得点を取れたら有利っていうのは何だったのか。
また、高得点ゆえに「このプレイヤーは“何か”
ある」って仄かな期待に応える事も無く、完全に
無意味な設定であった。

②ピータの腕力が活きていない。
ピータの超絶技術の特殊メイクも確かに彼の
特技ではあるが、これは突っ込み所に過ぎない。
わざわざ腕力自慢の設定を見せておいて、それを
活用しないのはどうしてだろう。
エンターテイメント故に余計にそう感じる。

③スポンサーが活きていない。
差し入れが重要と言いつつ、意外にショボイ。
スポンサーは一人なのか、それも相当なケチ
なのかと思ってしまう、たった2回の差し入れ。
差し入れで勝負が左右されるって程でも無いし、
そうなるとスポンサーへのアピールも無意味に
なってきては、要らない設定でしかない。
っていうか、差し入れも教育係のヘイミッチの
お陰って印象が強かった。

④カットニスの不思議な魅力。
ヘイミッチおじさんも、レニー・クラヴィッツが
演じるメイクさんも、担当の地区だからってだけ
ではないカットニスへの優しさがある。
教育係の癖して第一印象最悪だった筈の
ヘイミッチも、普通に指導者っぽくなってて驚き。

④プレゼントを取りに行く第二地区。
ルール変更でペア戦になったにも拘わらず、
第二地区は女一人で取りに行っては殺される。
他の地区とも同盟組んでたケイトーは、大事
なペアを放って何をしていたのだろうか。
後方支援するべきなのに。

⑤今更の暴動。
70回以上も開催されて既に毎年恒例となっている
“ハンガー・ゲーム”で、ルーが死んだ事で何で
暴動が起きるのだろうか。
ゲーム開催前にその予兆なり、各地区の反応を
描いているのならば分かるがそれも無いのだ。

⑥お前が言うなよ「仕組まれている」って。
何か見たのか、何かされたのか、何故に突然
ケイトーは仕組まれた事に気付き言ったのか。
っていうか、仕組まれていた事を気付くべきは
カットニス達であるべきだと思うんだけど…。

⑦カットニスの殺人意識の無さ。
カットニスが恋人やピータへどんな想いでいるのかも
実はよく分からなかったし、感情移入もし難かったが、
一番驚いたのは、遂に直接的に殺人を犯してしまった
事への感情が描かれていなかった事だ。
ハチに刺されて幻覚見る場面を入れるくらいなら、
ほんの少しでいいから良心の呵責シーンを入れるべき。

⑧殺し合い意識の低さ。
前述のカットニスは、ルーが死んだとはいえ
生死が掛かってる状況下での愁嘆場も見せる。
彼女だけでなく、ケイトー同盟集団ですらも、
カットニスを追い詰めたと思えば皆して就寝。
勝者は一人なのに、隙だらけの敵すら殺さない。
せめて用済みの筈のピータくらい殺すべきだった。

⑨アクションが盛り上がらない。
前述の様に殺し合いの意識は低く、命が掛かって
いるにしてはサバイバル感も無く、臨場感も希薄。
殺し合い、アクションに重きを置いていないのだ。
開始直後の激戦ですらスカシに入っていて萎える。
ゲーム前までのカメラのブレ具合は良しとしても
ゲーム中もずっとそうで、『ボーン』シリーズの
カメラ・ワークの様にはいかず、ただただ分かり辛い。
気が付いたらケイトーとの最終決戦という
クライマックスに呆然としてしまう。
勿論、最終決戦すらも迫力も無く盛り上がらず終い。

⑩ルール変わり過ぎ
最早ギャグでしかないその変わりよう。
視聴者の事を思えば、途中でのルール変更すら
可笑しいのに、最後の最後でまたもや二転三転。
パネムの視聴者はそれをどう思ったのだろうか。
どう突っ込むのか、視聴者のリアクションも
見てみたかった。

⑪一つの物語として完結していない。
続編ありきで製作されたなんて知らなかった。
例えそうでも第一部として一通りの“締め”は
必要であり、物語の序章でしかないフザケ倒し
の終わり方は不愉快でしかなかった。
連続テレビドラマならまだしも、しかもクソ
みたいな恋愛模様で「乞うご期待」されても
「ふざけるな」としか思えない。

hunger02.jpg

という訳で、突っ込み満載の“ネタ映画”に
しても許容し難いクソ映画な側面もあった。
見方によっては退屈なだけ(!?)の序盤で
人間関係を描いたのに、それが本当に無意味
だったとしか思えない各々の心理描写の無さ
で掘り下げ不足は否めないし。

あっ、左遷決定(っていうか自殺教唆?)な
お洒落ヒゲさん、その展開は『喧嘩商売』で
櫻井裕章を失った組織から見放されて殺され
ちゃった“あの人”みたい。関係無いけど(笑)

本作は、その原作すら「面白いのか?」と
思ってしまう設定未熟罪、設定破綻罪
物語の最大の肝である殺し合いも活きて
いないアクション矮小罪、世界観矮小罪
その癖人間ドラマの要素は描写不足罪
三角関係突入ってだけの似非恋愛罪
ゲイリー・ロス、スーザン・コリンズ(原作者)、
ビリー・レイ
の三人は纏めてファッ○ン脚本罪
結末安易罪ファッ○ン・エンド罪
お金掛けただけのB級罪

判決、有罪
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プロフィール

スケ♪

Author:スケ♪
映画大好き、感想言いたい!
…というワケで(!?)
気ままに映画批評なエブリデイ!
折角だし裁判という形で行こう!

満足度は10段階の評価です。
有罪、無罪の判決をします。。
あくまでも一個人の戯言です。。。

個人的に好きな“お笑い”であったり
“hide”“Marilyn Manson”に例えて
語る事も有ったり無かったり…

●好きな映画監督
園子温(変態っぽい)
中島哲也(徹底してる)
クエンティン・タランティーノ(オタク)
●好きな役者
窪塚洋介(怪演王子)
ジョニー・デップ(昔はアウトロー)
エマ・ストーン(フツーに可愛い)

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