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ATOM (2009)

★★☆☆☆☆☆☆☆☆


‐あらすじ‐
ロボットが全ての世話をしてくれる空中都市メトロシティ。
ある日、科学省長官テンマ博士の息子トビーは、科学省の
実験施設に潜り込み、事故に巻き込まれて命を落とす。
悲しみに暮れるテンマ博士は、息子の姿と記憶を宿した
ロボットを製作するが、所詮はロボットであり、息子の
代わりにはならないと感じ、トビーを追い出してしまう。
荒廃した地上に降りてきたトビーは、人間たちと出会い、
“アトム”と名乗り、ロボットである事を隠して彼らと
暮らし始めるが…。


監督はデヴィッド・バワーズ
原作は手塚治虫
脚本はティモシー・ハリス、デヴィッド・バワーズ
音楽はジョン・オットマン
フレディ・ハイモア…トビー/アトム
ニコラス・ケイジ…テンマ博士
ビル・ナイ…お茶の水博士
クリステン・ベル…コーラ
手塚治虫の大ヒット作『鉄腕アトム』を、イマジ・スタジオ
映画化したフルCGアニメーション。95分。

atom01.jpg

誰しもが失敗すると思ったであろうハリウッド版『鉄腕アトム』。
個人的クソ映画『A.I.』の方がよっぽどアトムなんですけど!



漫画好きな家族の影響を諸に受けて漫画脳(!?)になった自分。
講談社から出版された手塚治虫全集も我が家には有り、世代的に
全く違うにも関わらず、気持ち悪いくらいに(!?)手塚治虫
始めとした古き良き漫画家が好きで、今の4、50代の方々が
子どもの頃に読んでいた漫画も好きだったりする。

小学校時代、まだ週刊少年ジャンプで『ONEPIECE』
『HUNTER×HUNTER』が連載初期であった頃、それ等を
読みつつも永井豪石川賢小山ゆう山上たつひこが好きで、
彼等の著作をクラスメイトと共有出来無い事が悲しかった。

故にリアルタイムで『鉄腕アトム』を読んでいた訳ではないし、
ファンという程では無いが小学校時代読みに読んだ作品の一つ
として、今回のハリウッドによるフルCGアニメ化は否定派。
案の定、元々の可愛らしいキャラクターは可愛げの無いクソ
造形へと変えられ、基本設定を踏襲しただけのなんちゃって
アトムが繰り広げられてた。

お馴染のコスチュームでは活躍しないアトムには、子ども心に
胸躍る(!?)7つの能力の説明も無く(設定上では存在する)
予告編が解禁になるや否や、〈飛びながら「イィーヒッヒーッ!」
という奇声を上げるアトムに批判殺到〉
という記事が書かれる
様に、そのイメージと掛け離れた出来になってしまっていた。

一応7つの能力については下記に纏めてみた。
2003年の再アニメ化の際も、その能力は変更されていたし、
確か「10万馬力」とか「7つの能力」という表現は全然
されていなかったと思うし、設定の変更自体が悪いとは
思わない。改悪されるのは勿論嫌だけど(笑)

①ロボットの言語が分かる耳。←まあ同じロボットだし当然?
②サーチライト機能付き透視可能な目。←透視はあまり活きてない。
③ジェット噴射で飛行出来る足。←原作通り。
④善の心を持つブルー・コア。←原作の様に善悪は見分けられない。
⑤超絶パワー。←10万馬力って事だよね。
⑥マシンガンを内蔵する臀部。←原作通り。
⑦アームキャノンになる腕。←原作通り。

この能力をもっと魅力たっぷりに、キッズが楽しめる様に
様々な苦境を打ち破る為に使用して欲しかったんだけどな。
残念ながら、その超絶パワーが炸裂するって感じも無くて、
アクション面では全然迫力も見せ場も無かった気がする。

atom02.jpg

初っ端から糞デザインのキャラクターに馴染めないだけでなく、
アクション性も薄くストーリーに深みも起伏も無いんだけれど、
それはキャラクターのクソ設定の所為でもある。

何だかアトム自体がお飾りの気がしてならないのだけれど、
彼を造ったテンマ博士こそ、原作での天才的頭脳も感じさせ
なければ、屈折しながらもアトムに対する愛情を感じさせる
カリスマ科学者の様な姿がなくてガッカリさせられるものに。
暴走気味ながらも、未来の可能性については人類よりロボット
に見出している思考結論とか、傲慢ながらも何処か冷めている
テンマ博士に魅力を感じていたというのに、そんな彼だから
こそ作品により深いテーマを掘り下げられるというのに、だ。

そう言えば、お茶の水博士は全く絡んで来ないし不必要だった。
テンマ博士の同僚というだけで、その存在が物語上全く機能
していず、アトムに対する優しさにも原作の様な温かみは無い。
その容姿はコミカルさが無くなりただただ醜悪(!?)で、
っていうか帽子被せたらCG版ジャムおじさん野郎じゃねえか!

更に言えば、ハムエッグの悪役っぷりもただ驚くだけだった。
手塚治虫の作品では度々登場する有名な悪役なのだが、本作
では良いオジサンから急にファッ○ン糞野郎になり、それでも
アトムに助けられて最後は改心でもするかと思えばそれも無い。
あと、教養範囲内の改変だが、その性悪さを表現する為か小太り
なんだけれど、元々のハムエッグって寧ろ細身なんですけど。

“アトム観”をブチ壊す様なデザインにノリの“RRF”
全く以って要らない味付けで、コミック・リリーフとして
そんなモノを入れ込んじゃうファッ○ン・センスに反吐が出る。
いや別に駄目じゃないんだけど、彼等に時間を割く前に、他に
もっと遣るべき事があるのでないのだろうかって思っちゃう。
少なくとも、その分をお茶の水博士とアトムの関係性を見せる
エピソードにすればいいのに。

atom03.jpg

そう考えていくと、世界観設定にも納得がいかなくなってくる。
時代的なモノは当然あるのだが、漫画にはあった夢と希望ある
未来都市のイメージは見事に感じられないぺライ未来像には
何の魅力も感じられないし、新鮮味も無いノーマル未来像だった。

同時に思うのが、何だかんだ平成版の鉄腕アトムは良かった
んじゃないのか、寧ろ大成功だったんじゃないのかって事だ。
レトロフューチャーな作風もZONEの主題歌も好きだった(笑)
ケンイチが浅黒くなっていたのには驚いたけれど(笑)

声優に関しても思う事がある。
後から知ったんだけれど、アトムにより復活するゾグって
ロボット、サミュエル・L・ジャクソンなんだ(笑)
それを言えば、テンマ博士がニコラス・ケイジとか無駄に
豪華だし、そんな所にお金を使っていたんだ…と驚かされる。
日本語吹き替え版でのアトムは上戸彩だが、此方は意外と
良い、と個人的には思った。
ただ、コーラの声優が林原めぐみだったのは、必要以上に
存在感が出過ぎてて逆に駄目だった様に感じられた(笑)

ストーリーも特筆すべき点は無いし、興行的失敗も納得の
ロークオリティーなんだけれど、最後に言いたいのは、フルCG
アニメ映画化のそもそもの需要すら無かった
という事である。
『アトム大使』として連載が始まった当初、あの時代だからこその
SF感、時代を考慮しての想像性豊かでアイディア満載の世界観が
あったと思うのだが、21世紀になってしまうと『鉄腕アトム』以上
に派手で奇抜なアイディアは溢れているし、飽くまでも
当時の漫画として新鮮味溢れていた訳であり、贔屓目に
見たってどうしても古臭い部分はある訳で…。
この時代にフルCGアニメと言われても、別に時代が
追い付いたという訳でも無いし、手塚治虫ファンが
納得する出来になるなんて端から思わないし、本当に
「何でこんな事したの?」って思う、ただ批判される
為だけに作ったとしか思えないドM企画
だと思う(笑)

キャラクターや世界観は設定未熟罪、設定障害罪
添え物でしかないお茶の水博士と(飽くまで本来の)アトムの
世界観とは違う“RRF”の三体は部分的登場人物不必要罪
ってかまずキャラクターが不細工なファッ○ン・デザイン罪
迫力に欠けるアクション矮小罪、大統領が支持率回復の為に
一人で暴走するってだけの内容皆無罪、世界観矮小罪
原作愛が特別無くったって原作改悪罪、原作強姦罪
デヴィッド・バワーズファッ○ン監督罪
サミュエル・L・ジャクソンニコラス・ケイジ役者浪費罪
っていうか誰もが当初から危惧した、止めとけばいいのにって
思っていたであろうファッ○ン企画罪

判決、有罪

ATOM [DVD]ATOM [DVD]
(2011/06/24)
フレディ・ハイモア(上戸彩)、ニコラス・ケイジ(役所広司) 他

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プロフィール

スケ♪

Author:スケ♪
映画大好き、感想言いたい!
…というワケで(!?)
気ままに映画批評なエブリデイ!
折角だし裁判という形で行こう!

満足度は10段階の評価です。
有罪、無罪の判決をします。。
あくまでも一個人の戯言です。。。

個人的に好きな“お笑い”であったり
“hide”“Marilyn Manson”に例えて
語る事も有ったり無かったり…

●好きな映画監督
園子温(変態っぽい)
中島哲也(徹底してる)
クエンティン・タランティーノ(オタク)
●好きな役者
窪塚洋介(怪演王子)
ジョニー・デップ(昔はアウトロー)
エマ・ストーン(フツーに可愛い)

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